It’s Easy To Remember
(Richard Rodgers – Lorenz Hart)
(2分46秒)
【この曲、この演奏】
何度もテイクを重ねたこの曲、前々テイクで申し分のない演奏となりました。次のテイクは途中終了となり、この18回目の演奏となりました。
ここでもコルトレーンのテナーは実に良く、優しさを素直に表現できた夜をイメージできる演奏内容です。
これが本テイクとなる、翌年発売のシングル盤のB面に収録されました。そして日本でのコルトレーンの一番人気アルバム「バラッズ」A(S)-32にも収録されることとなりました。
【エピソード、1961年の英楽旅のプログラム】
ノーマン・グランツ主催の「Jazz At The Philharmonic」との1961年英国ツアーが行われ、ガレスピー・クインテットとコルトレーン・グループが出演し、そのプログラムが資料12に掲載されている。
表紙には二人の写真が掲載されていますが、それはガレスピーとノーマン・グランツである。
英国での公演日程は次の通りである。
11月11日(土) Kilburn – Gaumont State
11月12日(日) Birmingham – Hippodrome
11月13日(月) Glasgow – St. Andrew’s Hall
11月14日(火) Newcastle – City Hall
11月15日(水) Leicester – De Montfort Hall
11月16日(木) Brighton – Dome
11月17日(金) Walthamstow – Granada
大英帝国を北上し南下する強行日程である。
初収録はシングル盤 45-203
【ついでにフォト】
2008年 みなとみらい
(2021年2月16日掲載)