19611118-03

Blue Train
(John Coltrane)
(16分4秒)



【この曲、この演奏】
 コルトレーンが専属契約を結んでいないレーベルに残した唯一のフル・アルバム「ブルー・トレーン」で披露されたこの曲は、1960年に入ってからコルトレーンがライブで演奏するようになりました。そしてこの1961年の欧州ツアーでは何度も演奏されました。しかしながら、それ以降はライブで取り上げられることはなくなりました。(資料07より)

 なおヴィレッジ・ヴァンガードでの録音4日間では、この曲は演奏されていません。


 さて演奏ですが、テーマをコルトレーンが良い感じで演奏していきますが、ミストーンがあるのが残念なところです。ここではドルフィーは少しだけコルトレーンに絡むだけです。

 演奏はそのままコルトレーンの激しいソロへとなり、それは10分を超えるものです。この曲でそこまで激しくしなくてもとも感じるものの、パリで燃えるコルトレーンに圧倒されます。

 続いてドルフィーがアルト・サックスでソロを取りますが、空回りの2分間と私は感じました。このステージでドルフィーは2曲目がお休み、そしてこの3曲目では延々とコルトレーンが吹きまくっており、少し集中力が弱くなっていたのかもしれません。

 その後にはマッコイが2分超えのソロを展開します。前半はコルトレーンの激しさに対して華麗さで演奏するマッコイの姿がありますが、後半には激しいマッコイへとなっていきます。

 再びテーマを今度はドルフィーも頑張って演奏して、この曲は終わっていきます。


【エピソード、このツアーについて】
 この22日間31公演の欧州ツアーは、ノーマン・グランツが主催した「Jazz at the Philharmonic」である。ガレスピーのクインテットとコルトレーンのクインテットが、その出演者だ。英国では7日間10回のステージを行ったが、コルトレーンはいくつかの場所を除いて、あまり歓迎されない対応があったようだ。なおJazz News では公演前に、ドルフィーはガレスピーに加わっていると報道したとのことである。(資料07)

収録アルバム

【ついでにフォト】

2010年 タイプーサム、ペナン、マレーシア

(2022年7月25日掲載)