19610301-10

Impressions
(John Coltrane)
(9分49秒)



【この曲、この演奏】
 コルトレーンのライブでの定番曲の登場です。

 さて演奏ですが、コルトレーンのテナー・サックスでのソロの途中からの収録となっています。聴ける限りでは5分半のソロの後に、マッコイの3分半のソロとなり、再びコルトレーンが登場してテーマを演奏して、エンディングとなります。コルトレーンにしてもマッコイにしても、スピード感はあるもののスリル感は少なめの演奏と感じました。これは収録が完全なものならば、違った感想になったかもしれません。




【エピソード、年月日についての別説】
 このコルトレーン・バンドの1961年3月上旬のサザーランド・ラウンジでのライブ盤について、これは10月であるとの説があるようだ。ネット上でも見かけるものだ。資料07ではこの点について、次のように記載してある。

 コルトレーンが1961年10月に2週間のサザーランド・ラウンジへの出演が決まっていたのは、事実とのことだ。しかしそれはキャンセルされた。資料07編者のルイス・ポーターの調査によれば、サザーランド・ラウンジは1961年9月12日に思いがけないことで閉鎖になったのだ。再開に向けての取り組みが行われ、(時期は記載されていないが)新しいオーナーのもとで再開となったが、コルトレーンが出演することはなかったとのことだ。

収録アルバム

【ついでにフォト】

2015年 みなとみらい、横浜

(2023年1月14日掲載)