19610301-01

Liberia
(John Coltrane)
(10分50秒)



【この曲、この演奏】
 コルトレーン作のアフロ色濃いこの曲は、1960年10月26日のアトランティックでのレコーディングで収録され、1964年6月にアルバム「Coltrane’s Sound」に収録され発売されました。

 演奏はコルトレーンがテナー・サックスで吹きまくる4分弱から始まりますが、この半年ほど前のスタジオ収録と比べるとアフロ色が弱まったものです。この後にマッコイのピアノで3分、エルヴィンの独奏で3分弱演奏していきます。そして最後にテーマが登場して、演奏は終わっていきます。




【エピソード、1961年のコルトレーン】
 1961年に入るとコルトレーンは4月までは幾つもの場所でライブを行い、5月23日と6月7日にインパルス!での初アルバムとなる「アフリカ/ブラス」のレコーディングを行なった。そしてその間の5月25日には、アトランティックでの最後のセッションを行い、アルバム「オレ」を収録した。

 その後もライブを行い、11月にはヴィレッジ・ヴァンガードで4日間の伝説ライブ・レコーディングを行なった。そして欧州ツアーに出発したのである。

 3月上旬にコルトレーンは、シカゴにあるサザーンランド・ホテルにあるサザーンランド・ラウンジでライブを行なった。この年のそれまでの活動は、次の通りである。

1月3-5日 Copa City, New York City
1月17-29日 Half Note, New York City
2月16-19日 Welcome Inn, Cleveland OH.
2月21-26日 Minor Key, Detroit, MI.

初収録アルバム

【ついでにフォト】

2015年 みなとみらい、横浜

(2022年12月27日掲載)