I’ll Wait And Pray
(Jerry Valentine & George Treadwell)
(3分34秒)
【この曲、この演奏】
この曲を検索しますと、ここでの演奏と、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの1990年に製作したアルバム「One For All」がヒットします。資料14には掲載されておらず、知る人ぞ知る曲なのでしょう。作者の Jerry Valentine はジャズ・トロンボーン奏者、George Treadwell は ジャズ・トランペッターが、検索でヒットしました。
コルトレーンのこの曲の演奏記録は、このセッションだけです。
さて演奏ですが、美しいバラッド、いくつもの場面が目の前に広がるバラッド、この曲をコルトレーンは曲の持つ表情の内面を映し出しような演奏をしています。コルトレーンのバラッド演奏の凄みに接することができる演奏となっています。
【エピソード、本セッション】
本セッションは、コルトレーンのアトランティックでの5度目のセッションであり、12月2日にも同一メンバーで録音を行っている。このセッションから7曲がアルバム「コルトレーン・ジャズ」に収録され、1曲が「ジャイアント・ステップス」に収録された。
冒頭に録音されたコルトレーン作の2曲「Fifth House」と「Some Other Blues」は、資料07によれば「Tapes are missing and presumed lost」と記載されている。この2曲は12月2日のセッションでも演奏され、そちらは「コルトレーン・ジャズ」に収録された。
【ついでにフォト】
2005年 香港
(2020年7月28日掲載)