19581013-05

Double Clutching
(Chuck Israels)
(8分18秒)



【この曲、この演奏】
 ベーシストとして本セッションに参加しているチェック・イスラエル作のこの曲ですが、資料07によればコルトレーンの演奏記録は本セッションだけです。

 2管で陽気にテーマを演奏した後に、ソロとなります。ドーハムは我が道をいくハード・バップ、コルトレーンも自分のスタイルで行きながらもセシルへの気遣いも少し感じる演奏です。そしてセシルのソロとなるのですが、最後のこの曲にしてもはややる気なし、と感じる演奏です。

 これで何とか本セッションは終わっていきます。




【エピソード、参加メンバーとコルトレーンの共演】
 ルイ・ヘイズとコルトレーンは、このセッションまでにスタジオで3回の共演がある、1957年4月18日と1958年1月10日はプレスティッジ、1958年3月13日はサヴォイでのレコーディングであった。

 他の3人、セシル・テイラー、ケニー・ドーハム、そしてチャック・イスラエルとコルトレーンとの共演に関しては、記録が残っている限りだと本セッションだけである。ただしこの3人とコルトレーンは、いくつかの接触はあったようだ。(以上は資料07より)

 また私が持っている国内版CDの封入解説によれば、チャック・イスラエルは本セッションが初レコーディングとある。

収録アルバム

【ついでにフォト】

2013年 みなとみらい

(2022年6月19日掲載)