19580624-05

Tanganyika Strut
(Curtis Fuller)
(9分57秒)



【この曲、この演奏】
 引き続き、カーティス・フラーが作った曲が演奏されました。この曲のコルトレーンの演奏記録は、本セッションだけです。

 ブルージーに決めるハードバップのテーマを、ピアノと三管が危ない雰囲気をチラつかせながら決めています。ソロは、ハーデン、コルトレーン、フラー、フラナガン、そしてドラムスのテイラーと続いています。このジャズマンの気持ちが入ったソロを楽しみながら、再びのテーマで演奏が終わっていきました。




【エピソード、カール・グラブスの言葉】
 私はジョンが楽譜から学んだものを演奏しているのだと思っていたので、私も一緒に勉強させてもらおうと考え、ある週末、アールと共に彼を訪ねた。彼は練習中だった。そしてかなり複雑なコード進行をやっていたが、楽譜らしいものはどこにも見当たらなかった。
カール・グラブス (資料01より)

 資料01にはカール・グラブスについての他の記載がなく、コルトレーンとの関係は分からない。恐らくはサックス奏者の Carl Grubbs のことであろう。

初収録アルバム

【ついでにフォト】

2010年 みなとみらい

(2022年5月19日掲載)