19580307-01

Lyresto
(Kenny Burrell)
(5分44秒)



【この曲、この演奏】
 バレル作のこの曲、資料06ではコルトレーンの演奏記録はこのセッションだけです。バレル自身の演奏記録も、このセッションだけのようです。

 お気軽に陽気に楽しく盛り上がっていく演奏で、セッションの最初に演奏するのに相応しい曲と言えます。その中にあって、コルトレーンの力強さ、バレルの繊細さ、そしてトミフラの軽やかな優しさといった特徴が発揮されており、聴く方も楽しめる演奏になっています。




【エピソード、このセッション】
 「若手ながらアーシーな感覚が売り物のケニー・バレルを売り出すために、こちらも強力新人コルトレーンを組ませた好企画セッション」と資料09にあるが、これが一般的な見方であろう。

 コルトレーンとバレルの共演は、資料06によれば5回目の本セッションが最後となる。ちなみに最初の共演は1951年3月1日のガレスピー・セプテット、次が1956年9月21日のブルーノートでのチェンバース、3度目は1957年3月22日のプレスティッジ・オール・スターズ、4度目は1957年4月18日のザ・キャッツである。

 またコルトレーンのギター奏者との共演を見た場合、これ以降に3回ある。1958年6月25日のミッシェル・ルグランの正式レコーディング、そして同年9月12日のジョージ・ラッセルの正式レコーディングで、共にギター奏者Barry Galbraithと一緒に演奏している。もう1回はコルトレーン・バンドが1961年9月22日にモントレー・ジャズ祭した際に、ウェス・モンゴメリーと共演したものである。こちらは残念ながら私家録音を含めて音源はない。(資料06)ただしこのモントレーでのウェスとの共演は資料07にはなく、誤情報の可能性がある。

 コルトレーンがメイン格のレコーディングとの意味では、このセッションがギタリストとの最後の共演となる。

 また本セッション以降のプレスティッジでのレコーディングは、全てコルトレーンのリーダー・セッションとなる。

初収録アルバム

【ついでにフォト】

(2019年12月30日掲載、改訂2023年1月9日)