19570901-04

Sonny’s Crib (take 2)
(Sonny Clark)
(9分52秒)



【この曲、この演奏】
 1回目の演奏がOKテイクとな理ましたが、もう一度のこの曲を演奏しています。

 ソロ順などの演奏構成はテイク1と同じながらも、1回目は13分強の演奏時間ですが、このテイク2では10分弱と、かなりテンポを速めた演奏となっています。このテンポを早めることによって、ここでの演奏の勢いが弱ったかなと感じました。

 2度目の演奏を行なったのはテンポを速くしたらどうなるのか、とのものだったのでしょう。あくまで聴き比べればですが、勢いのあるテイク1に軍配が上がったのは当然のことでしょう。




【エピソード、コルトレーン語録 その3】
 「もう(アルト・サックスは)吹けないね。サウンドがまったく気に入らない。音が小さすぎるんだよ」

 ジョン・コルトレーン、一九六一年五月二日、ラルフ・J・グリーンとのインタヴューより(資料04)


 サックスはアルトを本業としていたコルトレーンがテナーに持ち替え、スターになっていき、ソプラノでも境地を開いていき、フルートにも取り組んでいったコルトレーン。アルトとの関わりは何度かあるコルトレーンだが、結局最後までアルトに取り組むことはなかった。

CD追加曲

【ついでにフォト】

2011年 ペナン、マレーシア

(2022年2月1日掲載)