Mary’s Blues
(Pepper Adams)
(6分49秒)
【この曲、この演奏】
アダムス作の曲ですが、マリーとは誰のことなのかは分かりませんでした。
本セッションがコルトレーン唯一の演奏となるこの曲ですが、楽しくブルースで盛り上がりましょうとのこの曲で、アダムスとコルトレーンは気炎を吐くソロを聴かせています。ペインの澄ました演奏が気になるところですが、最後の3管での4小節交換では、ペインも存在感を示しています。
【エピソード、二人のバリトン奏者との共演】
コルトレーンとアダムスは、本セッションを入れて3回の共演が記録されている。最初は1956年4月20日の、チェンバース・バンドのボストンでのライブだ。フラー入りの3管編成で、ブートで世に出た。2度目は本セッション、そして3度目は1958年1月3日の、プレスティッジにおけるアモンズのリーダー・セッションであった。
コルトレーンとペインの共演記録は、本セッションだけある。
(資料06)
【ついでにフォト】
2003年 香港
(2019年6月7日掲載)