Mr. P.C.
(John Coltrane)
(6分18秒)
【この曲、この演奏】
1962年欧州ツアーで何度も演奏されたこの曲が、ペン・ステートでも演奏されました。
さて収録されている演奏ですが、途中でフェイドアウトとなり、録音が途中で終わったようです。冒頭もほんの一瞬だけ録音が欠けているかなと感じますが、先ずは1962年欧州ツアーと同様にコルトレーンがテナーサックスで25秒間のテーマ演奏となります。続いてマッコイのソロが5分半あり、その後にギャリソンがアルコでソロを取りますが、17秒のところでフェイドアウトとなり収録は終わっています。
この後に当然ながらコルトレーンのソロ、そしてエルヴィンとコルトレーンの掛け合い演奏があると思います。マッコイのピアノ・ソロが熱演なだけに、収録が途中で終わっているのが残念です。
【エピソード、この日の音源の発売】
この1963年1月19日のペンシルベニア州立大学、通称ペン・ステートでのコルトレーン・カルテットのコンサートについてだが、1983年発売の資料09、1995年発売の資料06では触れられていない。2005年発売の資料07に、この日の模様が記載されている。それは私家録音をもとにしたものだ。
この日の音源の発売であるが、ネットで拾える情報を見る限りでは、初めて発売されたのは次のブートレグCDのようだ。
2013年発売
Payton Place Records (John Coltrane Quartet / Pennsylvania Concert 1963)
そしてこの後にブートレグLPレコードで次のものが発売された。
Mr. Suit (John Coltrane Quartet / LIVE AT THE PENNSYLVANIA STATE UNIVERSITY, JANUARY 19TH, 1963)
因みに私はこの二つは持ってなく、この演奏を初めて聴いたのは、2018年に発売された次のCD6枚組である。
Hi Hat Timeless Live Recordings HH6CDBOX3007 (John Coltrane / American Broadcast Collection 1951 – 1963)
【ついでにフォト】
2004年 香港
(2023年1月30日掲載)