My Favorite Things
(R.Rodgers – O.Hammerstein)
(13分53秒)
【この曲、この演奏】
エリック・ドルフィー入りのクインテットでのライブで毎回のように演奏されてきたこの曲は、黄金カルテットとなってもライブでの重要曲となっていました。
さて演奏ですが、エルヴィンの先走りの感じはあるものの、いつもの構成で始まり、2分半弱のテーマとなっています。続いてマッコイが5分のソロ、そしてコルトレーンがソプラノで6分以上の演奏を行なって終了となっていきます。
すでにカルテットでのこの曲の演奏に迷いはなく、この後のカルテットでのこの曲の演奏で幾つもの名演を残していくことになることに頷ける、この1962年6月のバードランドでの演奏です。
【エピソード、カズン・マリー】
資料07によれば、私家録音でカズン・マリーの演奏も不完全ながらあるそうだ。その録音を聞いた資料07の編者によれば、ピー・ウィー・マーケットのアナウンスメントも収録されているとのことである。
同様に私家録音には「My Favorite Things」の演奏前に、コルトレーンによるアナウンスが収録されており、その内容は次の通りだ。
”Thank you very much. For this set we’d like to play – is this Mike? We’d like to play for this set ‘My Favorite Things,’ ‘Body and Soul,’ and ‘Cousin Mary,”’
”Here we go”
なおピー・ウィー・マーケットのアナウンスもコルトレーンのも、ブートレグ発売はされていないようだ。
【ついでにフォト】
2002年 香港
(2023年1月25日掲載)