Impressions
(John Coltrane)
(16分12秒)
【この曲、この演奏】
コルトレーンのライブ演奏定番のこの曲ですが、2012年発売CD3枚組の中では2回目の登場となります。
コルトレーンのテナー・サックスでのソロの途中から収録が始まっています。内に向かっていくようなコルトレーンの熱演が8分半ほどあり、次にはマッコイの5分半ほどの勢いに乗ったソロが続きます。再びコルトレーンに戻り、2分強の演奏でエンディングとなっていきます。この2分では、コルトレーンがテーマを吹くかなとの雰囲気が漂いながらも雰囲気だけで終わっていき、コレはコレで楽しめる展開でした。
いずれにしても、この曲でも、完全収録ではないのが残念であります。
【エピソード、1961年のコルトレーン その3】
コルトレーンは曲そのもの以上に、演奏の結果に満足していたことであろう。グループのメンバーが固定して一週間も経たないうちにレコーディングしたこの曲(マイ・フェイヴァリット・シングス)が、編集されて四十五回転シングルとして発売され、ラジオでヒットしたのだ。それは彼のバンドへの、そしてほとんど暴力的なまでに理解不能な雰囲気を帯び始めたテナー奏者への、大衆の信任投票だった。(資料03より)
【ついでにフォト】
2016年 みなとみらい、横浜
(2023年1月18日掲載)