2024年1月5日掲載

　ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、250円で購入した作品です。

　1951年にミルト・ジャクソン・カルテットが結成され、その翌年にはモダン・ジャズ・カルテットとなり、1990年台まで活動しておりました。その中で1974年に一度解散しており、その解散コンサートは1975年に2枚のLPレコードで発売されました。

　MJQが再結成された1981年に、1974年の解散コンサートのライブ盤の続編として発売されたのが、本作品です。

　1974年11月25日のNYはエイヴリー・フィッシャー・ホールでのコンサートから2枚のLPで発売された残りの演奏なのですが、中身は濃いアルバムとなっています。グループとしてまだまだ充実していた時期に解散となったことが分かるものです。

　ミルト・ジャクソンのブルージーな個性が発揮されている「リアリー・トゥルー・ブルース」、ジョン・ルイスの楽しさも同居した室内音楽のような魅力が詰まった「イン・メモリアム」、この2曲を特に興味深く聴きました。