Alan Broadbent – Alex Cline – Nels Cline – Peter Erskine – Alan Pasqua
The Music of Eric von Essen Volume Ⅰ
Cryptogramophone原盤
1999年2月録音
「エリック・フォン・エッセンの音楽 第1集」とのこのアルバムですので、エリック・フォン・エッセンについてネットで調べてみました。Wikipedia に彼のページがありますので、簡単に引用します。
エリック・フォン・エッセンはアメリカの西海岸で活躍したベーシストで、1954年生まれで1997年に亡くなりました。その彼の活動ですが、ミルウォーキー交響楽団と関わりがあったり、ライトハウス・オールスターズのベーシストとして活動したりしていたようです。
彼の死後に彼と交流があったミュージシャンが集まって、彼の作品を演奏したのがこのアルバムです。
20数年前に新譜平置きコーナーで手に取ってから、数回しか聴いていない作品ですが、聴くと深みを感じる曲と心のこもった演奏に嘆美します。
今回聴いて特に感じ入ったのは次のものでした。
「Silvana」
Alan Pasqua(b)
Dave Carpenter(b)
Peter Erskine(d)
「Blues Puzzle」
Alan Broadbent(p)
Putter Smith(b)
Kendall Kay(d)
「Incomplete Circle」
Jeff Gauthier(vio)
Nels Cline(g)
Michael Elizondo(b)
Alex Cline(d)
ライナー・ノーツでエリック・フォン・エッセンについて、「LA以外では知られていない」とあります。しかしLAでは、何人もの方々の心に響いていたミュージシャンだったのであろうと、本作品を聴いて感じました。
演奏にも参加しているJeff Gauthier氏が立ち上げた Cryptogramophone というレコード会社から発売された本作品は、そこそこの評判を得たのでしょう。数年後に第2集が、更には第3集が発売されました。それも納得できる中身でした。