Mark Turner
In This World
Warner Bros.原盤
1998年6月録音
テナー・サックス奏者マーク・ターナーが残してきたリーダー作品一覧をWikipediaでみますと、本作品は彼の三作目となるようです。彼はバークリーを卒業した後に、暫くはタワーレコードで働きながらチャンスを探し、1995年に初リーダー作品制作となりました。それから3年後に大手で本作品を制作し、その後もコンスタントな活動を彼は行っています。
この作品は3日間に渡ってレコーディングを行い、Larry Grenadier(b) と Brian Blade(d)が、全9曲に参加しています。Brad Medldau がピアノで5曲に、そしてフェンダー・ローズで3曲に参加しています。そしてギターの Kurt Rosenwinkel が3曲に参加、ドラムの Jorge Rossy が2曲に参加しています。
私には時として掴みどころなく感じる場面があるマーク・ターナーの演奏ですが、瞬間の煌めきに心躍らせるサックス奏者でもあります。ターナー作の「Barcelona」での演奏にそんな煌めきを感じて、本作品を聴き終えました。