2021年1月6日掲載

Shorty Rogers And His Giants
Bossa Nova
Reprise原盤
1962年6月録音

 ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、400円で購入した作品です。

 数年前に図書館で手にしたジャズ批評は、西海岸ジャズ名盤100選、との企画でした。七割ほどは聴いたことがあるかなと思いながらページをめくってみれば、100枚の半分も私は聴いていない作品でした。記憶が薄いのですが、聴いたことがあるのは三割程だったのかもしれません。複雑な気分で、ジャズ批評を書架に戻しました。

 ショーティー・ロジャースが西海岸の名手を集めてボサノヴァに挑んだ作品を、今日は聴いてみます。ジョー・バネット、バド・シャンク、ピート・ジョリー、シェリー・マンなど、錚々たるメンバーが参加しています。

 ところでジャケットで踊っている女性なのですが、ボサノヴァでこんな姿になるのかと不思議な気分になります。

 エンターテイメントが詰まった演奏で、こういう作品を聴くのも良いもんだと思いました。娯楽を求めての演奏の中に、演奏の技量の高さも感じました。

 これから機会あれば西海岸ジャズにも触れていこうと思いながら、タンゴの要素も感じられる演奏を耳に残しながら、このジャケも正解なのかなと思って、本作を聴き終えました。