2020年4月7日掲載

Mark Whitfield
Forever Love
Verve原盤
1996年8月録音

 ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、250円で購入した作品です。

 「今日の1枚」でこのギター奏者マーク・ホイットフィールドの作品を取り上げるのは、「true blue」以来12年ぶり(2008年10月4日掲載)となります。その12年前には「その後に発表された彼の作品を聴きたいとは思わない」などと私は書いておりましたが、何しろ250円ですのでカゴに入れたのでした。

 今でもコンスタントに作品を発表している彼の、第6作目を聴いてみます。

 フルアコの音色の魅力を生かし、決して技術披露会にならずに切々とギターを歌わせる内容は、素直に心に響くものです。甘く切なくムードに溢れ、という内容が彼の望む姿だったのか別にして、レーベルが用意した環境で素敵な演奏となっています。

 10曲中2曲で歌っているダイアナ・クラールも素敵ですし、フルアコの音色に浸った1枚でした。