J.J. Johnson
Dial J.J.5
Columbia原盤
1957年1月録音
ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、290円で購入した作品です。
「ジョンソンを聴くならこの1枚。史上最高のリズム・セクションを得て、モダン・トロンボーンの最高峰ジョンソンが残した大傑作」とのことです、本作品は。恥ずかしながら私、本作品を初めて聴きます。
ボビー・ジャスパー、トミフラ、ウィルバー・リトル、そしてエルヴィン・ジョーンズとの演奏です。
騎虎の勢いのジョンソンに酔いしれ聴き入る1枚です。
国内盤CD解説の岡崎氏によれば、ジョンソンは1952年から1954年はジャズでは生活できずに、青写真技師として生計を立てていたとのことです、ジョンソンですらですからジャズマンには大変な時代であったのでしょう。1954年にJ&Kを結成したジョンソンは、ようやくジャズで生活できるようになりました。その勢いは快調のまま、J&Kを一休みにしたジョンソンは、1956年には本作のメンバーで新たなグループをスタートさせました。
本作の勢いの良さは、バンドとしての勢いなのでしょう。特にエルヴィンの演奏が刺激的ですし、またジョンソンに熱を加えるものです。ジョンソン作の「ティー・ポット」がそんな代表例でしょう。他にもジャスパーのサエサエぶり、トミフラのはしゃぎっぷりなど、聴き所の多い1枚です。
こんな素敵な作品を今回に初めて聴く私は、まだまだジャズの入り口をウロウロしている状態なのかと感じて、本作を聴き終えました。