Changing The Jazz At Buckingham Palace Featuring Dizzy Reece and Tubby Hayes
Savoy編集発売・Tempo原盤
1956年録音
1950年代のイギリスのジャズを語る上で欠かせないレーベルが、テンポ(Tempo)であります。1955年からレコーディングを開始し、何枚もの素晴らしい演奏を記録していました。1980年代にジャスミンから復刻されたCDは、この「今日の1枚」で数多く取り上げてきました。
今日取り上げるのは、そんなテンポの作品の中から二つのセッションを組み合わせ、サヴォイが発売したものです。
Tubby Hayes Quintet
原盤名 After Lights Out (TAP 6)
1956年7月17日録音
Dickie Hawdon(tp)
Tubby Hayes(ts)
Pete Elderfield(b)
Bill Eyden(d)
Dizzy Reece Quartet
原盤名 Top Trump ETS / Dizzy Blows Bird (TAP 4)
1956年7月23日録音
Dizzy Reece(tp)
Terry Shannon(p)
Lennie Bush(b)
Phil Seamen(d)
英国ジャズ界の巨星タビー・ヘイズ、BN4000番台のトランペット奏者といえばディジー・リース、この2人のそれぞれのセッションをカップリングしたこのアルバムは、2000年に世界で初めてCD化されました。
録音当時は21歳のタビー・ヘイズが、ゆったりと、そして重量感あるブルース演奏を繰り広げています。また25歳のディジー・リースが、伸びやかに、そして刺激ある演奏でパーカーの曲を演奏しています。
1956年のイギリスのジャズ界を堪能できるこのアルバム、ネット通販では中古品が手頃な価格で販売されています。