Michel Petrucciani / Ron McClure
Cold Blues
Owl原盤
1985年1月録音
コンコードでアルバムを制作している中でペトルチアーニが、古巣Owlへ吹き込んだ1枚です。ベース奏者ロン・マクルーアとのデュオ作品です。
ロン・マクルーアはペトルチアーニよりも20ほど年上で、1960年台から活動しており、多くの有名ミュージシャンと共演を重ねておりました。その中には1960年代後半のチャールス・ロイドのカルテットでの演奏もあります。
ペトルチアーニは1980年台に入ってからチャールス・ロイドと共演しており、その辺りの関係から、本作でのロン・マクルーアとの共演になったのでしょう。
ペトルチアーニのオリジナルを中心に、マクルーア作の曲、そして「枯葉」などを演奏しています。
ペトルチアーニのピアノはより一層に感情表現が豊かになり、さらにマクルーアの躍動感あふれるベースが全体を刺激的にし、聴きごたえある作品にしております。
注目を浴びた作品ではありませんが、ピアノ・ジャズがお好きな方なら、手にしても後悔しない内容です。通販サイトには中古品が出品されているようです。