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5-25
ECM-1922 NS
Rolf Lislevand Nuove Musiche
Arianna Savall, triple harp, voice; Guido Morini, organ, clavichord; Rolf Lislevand, archlute, Baroque guitar, theorboe; Pedro Estevan, percussion; Thor-Harald Johnsen, chitarra battente; Marco Ambrosini, nyckelharpa; Bjorn Kjellemyr, colascione, double bass; Girolamo Frescobaldi, Bernardo Gianoncelli, Giovanni-Girolamo Kapsberger, Luys De Narvaez, Domenico Pellegrini, Alessandro Piccinini, composer.
Rainbow Studio, Oslo, Norway, October, 2004
Arpeggiata Addio
Passacaglia Antica I
Passacaglia Andaluz I
Passacaglia Antica II
Passacaglia Cromatica
Passacaglia Antica III
Passacaglia Cantus Firmus
Passacaglia Celtica
Passacaglia Spontanea
Passacaglia Andaluz II
Toccata
Passacaglia Cantata
Corrente
Toccata
Ciaccona
Toccata Cromatica
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Rolf Lislevand ロルフ・リスレヴァンについて
(Wikipedia からGoogle翻訳そのまま)
Rolf Lislevand (1961 年 12 月 30 日、ノルウェー、オスロ生まれ) [1]は、リュート、ヴィウエラ、バロック ギター、テオルボを専門とする古楽のノルウェー人演奏者です。
バイオグラフィー
1980 年から 1984 年まで、リスレヴァントはノルウェー音楽アカデミーでクラシック ギターを学びました。1984年、彼はスイスのスコラ・カントルム・バシリエンシスに入り、 1987年にイタリアに移るまで、リュート奏者のホプキンソン・スミスとオイゲン・ドンボアの指導を受けました。[2] 1990 年からフランスのトゥールーズの音楽院で教師を務め、1993 年からはドイツのトロッシンゲンにある音楽アカデミーの教授を務めた。
作曲家ヒエロニムス・カプスベルガーの「チタローネの四重奏曲集」の作品をメインアーティストとして発表した最初のアルバム以来、ディアパソン・ドール、世界の音楽祭、レパートリー10など、数々の賞を受賞。
1991年、彼はフランス映画Tous les Matins du Mondeのサウンドトラックの一部として、ヴィオール奏者のJordi Savallと一緒に演奏し、彼とは広範なコラボレーションを行ってきました。
Lislevand の息子のAndré Lislevand がヴィオラ ダ ガンバを演奏します。
感想
本「新版 ECMの真実」から、この作品に触れている箇所(p247)を引用する。
堀内
バロック以前の作品は演奏者の解釈上の創意が占める部分がとても大きいので、比較的大胆なアプローチが目立つんです。ロルフ・リスレヴァンの「ヌオーヴェ・ムジケ」は層の方向を推し進めたもの(以下略)
ノルウェー出身での古楽器演奏家で、作品制作の傍ら教育活動にも力を入れているロルフ・リスレヴァンが、バロック以前の曲に取り組んだ作品である。
バロック音楽以前とはルネサンス音楽を指すのかもしれないが、私がこの作品から感じたのは、欧州の厳しさと豊かさが溢れる自然の流れと、そこで暮らす人々の様子である。映画の場面が浮かんできて、特に映画「Michael Kohlhaas(邦題 バトル・オブ・ライジング コールハースの戦い)」が強く私の頭に浮かんだ。
古楽器の乾いた音感を心に響くアレンジで演奏し、それを素晴らしく録音している作品である。アイヒャーの企画力に、ロルフ・リスレヴァンの感性が見事に答えた作品といえよう。
2023年6月26日掲載